『い』 ~「ひらがな」を書こう~

  美しい文字は あなたの 手から

 

 

「ひらがな」の二番手は『い』。


小さいお子さんだってすぐに覚えられる、画数の少ない文字です。


「左右の線はどちらが長いの?」って疑問があるかもしれません。


答えは、どちらが長くてもかまいません。

 

 

 

 

 

『い』の語源は『以』


5画の文字が二画の『い』になったと思うと大変なことですが、


もともと楷書は歴史的に後のほうでできたものですから、


意外と簡単に『い』


になって行ったのではないでしょうか。

 こちらが「草書」。

 

「ひらがな」はもともと「草書」から出来ていますので、

この「草書」を見ていただく方が、すんなりつながると思います。


これを見ても左右の長さはどちらが長くても可、


というのがわかります。(もともとは右側が長かったのも分かります)

 

「行書」はこちらです。

というわけで、


右が長い『い』、   左が長い『い』


を書いてみました。

 

書くときのコツは二つ。


一つ目は、底辺が揃うより、右側が上がっているほうが見栄えは良いようです。


二つ目は、二本の線が平行にならないように書くことです。

 

ご健筆を…